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もくもく勉強会をやろう!

この記事の所要時間: 452

Shin x blog Advent Calendar 2013 の 20 日目です。

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今年も色々な勉強会やイベントを開催したり、参加したりしたのですが、自分の中で、これが合うかも、という形が見えてきました。

それが「もくもく勉強会」というイベントです。

もくもく勉強会

もくもく勉強会は、もくもく会と勉強会を合わせた造語です。こういったジャンルがあるか分からないですが、もくもく会よりもきちんとしていて、勉強会よりもゆるいというイベントという意味合いで付けました。

実際には、「PHP もくもく勉強会」のように、テーマとする技術やプロダクト名などを付けてイベント名とするイメージです。

何をするかというと、詳細はイベントによって異なるとは思いますが、基本的には、参加者が自分で課題や作業を持ってきて、それをひたすらこなすというだけのイベントです。同じ会場には集まりつつ、みんな「黙々と」作業するので「もくもく会」ですね。

じゃあ、テーマを絞った「もくもく会」じゃないかと思うかもしれませんが、いわゆる「もくもく会」と違うのは、下記の自己紹介と成果発表を行うという点です。

自己紹介

イベントをはじめる際に、まず参加者全員が自己紹介を行います。自己紹介は名前と普段何やってるか程度で良いのですが、大事なのが、その日にどの課題に取り組むかを話すということです。

宣言する内容は、イベントのテーマに沿うものであれば、何でも構いません。ただ自分でやることを決めて、それを宣言します。

これには二つ意味があります。

まず自分自身への暗示です。自分がこれからやることをみんなの前で伝えることで、まずやるべきことが明確になり、何をするか悩んで無駄に時間を過ごすことが無くなります。次に、他の参加者へのアピールになります。正直、初めて合う人の名前だけを聞いても印象に残りにくいですが、これからやろうとする内容(概要)を聞くだけでも、あ、この人はこういった分野に興味があるのか、ということが分かります。もし自分もその分野に興味があったり、今日そのことをやるつもりだったのなら、声をかけるきっかけにもなります。

この自己紹介が、それぞれの人と話すフックというわけです。

あと付け加えると、全員が自己紹介できるくらいの人数が、このイベントの上限ということも言えるかもしれません。

成果発表

各自もくもくと作業をした後、イベントの最後に成果発表をします。

成果発表では、ちゃんとした発表資料など用意する必要はありません。(あっても良いですが)今日取り組んだ成果をデモしたり、ソースコードを出すなりで十分です。書いた blog を見せるでも良いです。読んだ本の感想でも良いです。また、自己紹介で宣言したことができていなかったり、途中で別のことをはじめてたりしても、全く問題ありません。ただ、今日やったことを話すということが大事なのです。

この発表を聞くことで、それぞれの人の印象をより強く付けることができます。その人がやったことが分かるわけですから、その後の懇親会などでも話題にしやすくなります。発表の際は、作業して分からなかったところや詰まったところ、苦労したところなどを加えると、他の人にとっても学びになります。自分ひとりで悩んで解決できなかったことを発表で話したら、アドバイスを貰って、それで解決したということが実際にありました。

作業中も後で成果発表することがわかっているので、ある程度のところまではやり遂げようという目標にもなりますね。

交流を促すきっかけ

こうしたイベントで参加者が一同に介するのは、その技術の話が聞きたい、話したい、知りたいといったことが目的だと思います。

しかし、それほど知らない人同士がただ集まって、話そうというのも中々勇気がいるものです。それなら、実際に作業をしつつ、画面を見つつで技術の話をした方が、格段に話しやすかったりします。「ここ上手くいかないんですけど、これってどうやってます?」と言われたら、コードを見せてもらった方が、話しやすくないでしょうか。

また、常に話し続ける必要も無いので、基本は自分の作業に没頭して、合間に誰かと話す、質問に答えるくらいのスタンスの方が気楽だったりもします。

こうして参加者同士で技術を触りながら、その話ができて、イベントが終わる頃には、自分が取り組んだ成果も残るわけです。いやあ、良いことづくめじゃないですか 😀

さいごに

今年の夏頃に始まった @omoon さん主催の RubyMotion もくもく会 in Osaka の会場として1×1を提供しているので、私も毎回参加しているのですが、これが実に面白いです。

それほど普段 RubyMotion を使っているわけではないのですが、この時ばかりは RubyMotion に集中して取り組みます。イベントの時間中は、これどうやるの?といった RubyMotion 自体の話や Ruby 言語の話はもちろん、開発に便利なツールやサイト、チュートリアルの紹介など、ざっくばらんな話をしながら、作業をやっています。中には「このイベントはスケジュール調整してでも参加します!」という人がいるほどです。

上記で紹介した自己紹介や成果発表は少しづつ形を変えながら現在の形になってきました。

この形は色々アレンジすることができ、時にはセミナーのような発表セッションを入れたり、皆で同じ課題をみんなで取り組むなど他のバリエーションも考えられます。

参加者同士が交流できて、手を動かして、そして何かしらの成果を持って帰るというイベントは楽しいです。わずか数人から開催できるので、気軽にやってみましょう。

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