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「レイヤードアーキテクチャを意識したPHPアプリケーションの構築」を発表しました

この記事の所要時間: 318

2015/06/27 に開催された PHPカンファレンス福岡2015 にて、「レイヤードアーキテクチャを意識したPHPアプリケーションの構築」という発表をしてきました。

layerd-architecture-header

MVC フレームワーク(CakePHP / Laravel)で構築したアプリケーションをレイヤードを意識して改善したという内容です。参加いただいた皆さんの顔ぶれを見ると歴戦の勇者みたいな方ばかりでしたが、和やかな雰囲気でセッションを進めることができました。ご参加ありがとうございました。

発表資料

発表資料は以下です。

レイヤードアーキテクチャを意識したPHPアプリケーションの構築 from Masashi Shinbara

MVC にサービスレイヤを追加して、それぞれの役割を意識して作る。レイヤ間の依存を明確にする。サービス(ドメイン)を中心に考える。よく言われていることなのですが、実際に実践する中で、ハマりがちなことや実際に実践してきた中で感じたことを紹介しました。もちろん、これで ok ということはないので、今後取り組んでいきたい内容も取り上げています。

MVC フレームワークを使っていて、ある程度複雑なアプリケーションを作っている人なら、ぶつかる部分だと思うので、参考になれば嬉しいです。

あなたのアーキテクチャの話が聴きたい

発表の最後に、このメッセージを伝えました。

PHPのイベントでは、色々な種類の発表があるのですが、意外と今回のようなアーキテクチャや設計の話は少ないように思います(実際、PHPメンターズ 以外ではあまり見ない気がします)。

誰もが、アプリケーションを実装する際は、なんらかの設計をしているわけで、そこでは数多ある方法から取捨選択しているわけです。その形が、枯れた方法であったり、最近キャッチーな内容ではないかもしれません。いや、むしろその方がほとんどだと思います。

ただ、こうした話こそ、現場で戦っている人にしかできないことで、それが聞けるのが、勉強会やカンファレンスのようなイベントの醍醐味でもあります。現場で実践した内容は(そのまま取り込むかは別にして)多いに参考になります。

設計には、これという正解があるわけで無く、それぞれのプロジェクトのコンテキストを理解していないと伝わらない部分が多いです。また、変なことを言うと、批判されるのでは、という思いもあるかもしれません。

これまで、私も、わざわざ話すほどでも無いなあと思い、こうした内容の発表は LT 以外ではしてきませんでした。ですが、今回、実際にやってみると多くのフィードバックを得ることができました。

「参考になりました!」という方もいれば、「内容には同意しないけど、違う意見が聴けて面白かった。」という方もいました。そして、多くの方から「自分は、こう考える、こうしてる。」といった考えを聞くことができました。情報は発信する人に集まる、と良く言われていますが、まさにそのとおりになりました。

今回の内容は、以前書いたエントリLaravel エンジニア養成読本に書いたものがベースになっているのですが、こうしたアウトプットの事前準備において、普段やり過ごしていたポイントに気付くなど多くの発見がありました。

アーキテクチャや設計に関する話は、フレームワークや言語すらを超えて、共通の話が多く、色々な人で共有できます。もっと、PHP コミュニティでも、こうしたセッションが増えるといいですね!

さいごに

PHP カンファレンス福岡は、初回にも関わらず、盛況で、とても良いイベントでした。セッションも、スピーカーの方の経験や考えを話すものが多く、そこでしか聞けないものばかりで、とても有意義なものでした。

最後の委員長お二人の挨拶でホロッとさせられたのも、生な感じで良かったです:)

スタッフの皆さん、関係各位の皆さん、本当に良いイベントをありがとうございました。

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