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MotoGP ブルノ

  • 2006-08-22 (火) 0:50
  • MotoGP
この記事の所要時間: 438

いよいよはじまりましたMotoGP後半戦。舞台はブルノ。丘陵地帯にあり、峠のような雰囲気を持ったサーキットです。テクニカルコースながらコース幅があるのでラインの自由度があり、S字の切り返しやバックストレートから左コーナーへの飛び込みなど見所が多いです。

ブルノと言えばブルノマイスターの異名を取ったマックス・ビアッジでしょう。残念ながら今年はシートが確保できず参戦していません。個人的にはそれほど好きなライダーでは無かった(原田派だったので)ですが、一時代を築いたライダーですので、やはりいないとなると寂しいものです。来季は何らかの形でサーキットに戻ってきて欲しいですね。(ちなみに日本人のブルノマイスターはG+解説等でお馴染みの坂田和人です。)

さて各クラスのレースの模様です。

  • 125cc
    序盤は6台での先頭争い。中盤以降バウティスタが逃げ、カリオが追いかける展開。それ以下はこの2台から離されていく。いつものパターンどおりバウティスタが逃げるかと思われたが、残り周回数が無くなるにつれてカリオがバウティスタを追い詰めていく。そしてついにコンマ3秒の差まで追いつきラストラップへ。ラストコーナーの飛び込みでカリオがさして、ついにトップへ。が、このままでは終わらない。ゴールラインまでのストレートでバウティスタが再逆転しゴールイン!!さらに3位争いではラストラップの最終コーナーで3位のペセックがハイサイド転倒、タルマクシが表彰台に滑り込んだ。抜きつ抜かれつは少なかったですが、なかなか見応えのあるレースでした。KTMにもう少しパワーがあれば、と思いますね。バウティスタは2位とのポイント差をさらに広げタイトルは目前といったところでしょうか。■小ネタ■
    ・序盤で転倒したスペイン選手権ライダーのヘルメット(ロレンソレプリカ?)
    ・タルマクシ車のカラーリングの違和感(ヒューマンゲストカラー。250ccのイメージが強いもので)
  • 250cc
    いつものメンツ(ロレンソ・ドヴィチオーゾ・デアンジェリス)+青山兄が逃げる展開・・・になるかと思いきやデアンジェリスが3周目に転倒。またまたGP初優勝はなりませんでした。その後は3台が後続を引き離していく。一時青山兄がトップに立つシーンもあるが、終盤ロレンソが抜け出して独走に持ち込む。それに2位青山兄・3位ドヴィチオーゾが等間隔で続いていく。そのままゴールか、と思いきやドヴィチオーゾの猛追で2位3位の間隔が詰まっていく。ラストラップに入り青山兄の背後につけるドヴィチオーゾ。差は徐々に詰まりつつあるが、今一歩届かない。ぴったり背後に付けているわけでは無いので青山兄の2位が決まったかと思いきや、ドヴィチオーゾが最終コーナーで青山兄のイン側に鋭いブレーキングで入った!!青山兄はゴールラインまでに逆転を狙うもののかなわず。ドヴィチオーゾが2位、青山兄は3位で2戦ぶりの表彰台となった。ロレンソはポールトゥウィンでポイントランキング2位のドヴィチオーゾとのポイント差を7ポイントとした。青山弟はバルベラとの5位争いに敗れ、6位。怪我から復帰した関口は17位で完走を果たした。■小ネタ■
    ・KTMのダミータンク(塗装していない?)
    ・ロレンソの「ウォー」 (来季もアプリリアで250ccを走るようです)
  • MotoGP
    久しぶりにロッシがポール。王者復活を予感させるが、ポールショットを奪ったのは2番手スタートのカピロッシ。カピロッシは1周目から飛ばし、序盤で2位ロッシに5秒以上の大量リードを奪った。ロッシはペドロサとの2位争いを繰り広げる。4位以下はHONDA+YAMAHA+KAWASAKIの総勢6台が順位を入れ替えていた。いよいよ終盤に入った残り5周でペドロサがロッシに猛チャージを仕掛ける。何度か前に出るがロッシも譲らず、すぐに抜き返す。接触すれすれのシーンもあったが何とかロッシが押さえきった。このまま上位3台は順位変動なくゴール。カピロッシは開幕戦ヘレス以来のシーズン2勝目を勝ち取った。2位ロッシ、3位ペドロサ。ポイントリーダーのヘイデンは精細無く9位に沈んだ。これでポイントランキングで1位ヘイデンと2位ペドロサ・3位ロッシのポイント差が大きく縮まる結果となり、チャンピオン争いは混沌とした様相になりそうだ。中野はゴールライン直前でヘイデンを交わし8位、玉田は13位。■小ネタ■
    ・カピロッシダンス
    ・(解説の)ノリックは派手
    ・ロッシ車の凍り付いた犬が解凍されたらしい

いやあブルノはやっぱり面白いレースになりますね。125ccはもういつタイトルが決まるか、という状況になってきました。このクラスでこれほどぶっちぎりなのは珍しいです。250ccではロレンソ+アプリリアはやはり強かったという感じです。青山兄・ドヴィに言わせれば「ロレンソに負けたんじゃない、アプリリアに負けたんだ。」ですかね。テストで調子の良かった高橋が欠場したのが残念でした。MotoGPはカピロッシがぶっちぎりでした。今回の展開はかのブルノマイスターを彷彿とさせるものでした。これからBS勢が強いサーキットが続くのでカピロッシはタイトル争いの台風の目になりそうですね。

次戦は2週間後のセパン。BS勢が強いので中野の表彰台(の頂点!)に期待したいです。

# 私はG+観戦組なのですが、YAMAHAのCMがビッグスクーター編(国内向け?)から
# レーシング編(海外向け?ロッシ出てるし)に変わって、めちゃくちゃ格好良くなってました。

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