- 2008-08-17 (日) 16:30
- 雑記

モバイルノートを3年近く使っていたCF-T4からLOOX R/A70Nに変えました。
事務所内では自作PCをメインに使っているのですが、出張や打ち合わせに外出する際、カフェで開発する際、自宅での作業など使用頻度はかなり高いです。
購入して1ヶ月経ったのですが、多少クセはありつつも、なかなか良い感じで使えています。
LOOX R/A70Nを選んだ
ちょうどCF-T4のパフォーマンスに不満が出てきたころ、「半角/全角」キーのキートップが取れてしまいました(正確に言うと一度取ったらツメが折れて付かなくなった)。そろそろ買い換えの時期かなと思い、買い換え候補を色々と探しました。
候補は以下。
・Let’s note W7
とりあえず一番候補。レッツの質実剛健ぷりは気にいっていたので、順当に考えるとこれでした。
ただ実物を見に行くと、解像度がXGA、メモリが2Gまで、そしてCF-T4にも増して色気の無いデザインがいまいちでした。あとキーボードがCF-T4よりパチパチ系になっていて、そこもマイナスでした。
・MacBook Air
以前からMacを所有したいなあという漠然とした思いはあり、発売当初から気になっていたので、また候補にあがりました。
しかし軽くなったとはいえ、Winノートに比べると大きいですね。またOS Xでメモリが2Gまでというのが、どうなのかなという思いもあり、今回も見送りました。
・LOOX R/A70N
本命2つがイマイチだったので、他にどれにしようかな、と考えていたところ急浮上してきたのが、LOOX Rでした。
LOOXがモバイルノートとして良いという話は聞いていたのですが、FMVデスクトップ機が実家にあったとこもあり、家庭用PCのイメージから、避けてきました。(あとレッツの完成度の高さからWinノートを買うならレッツのみという固定観念があったのもあります。;-))
LOOX Rを気に入った理由は、メモリが4Gまで可、解像度がWXGA、キーボードが意外としっかりしていて打ちやすかった、といったところです。あとWebでの直販なら天板変更ができる(好きな色があった)のもポイント高かったです。
で、結局はLOOX Rを選ぶわけですが、圧倒的にレッツに感じていたメリット(重量・コンパクトさ・バッテリの持ち)が実用では他のノートでも十分だということが分かったのが大きいです。
レッツを選んでも損は無いし、実用上は全く問題と思うのですが、面白みに欠けるというところで触手が動きませんでした。
LOOX R/A70NをWeb直販で注文
Web直販サイトであるWEB MARTでカスタマイズして注文しました。
カスタマイズしたのは以下。
- ワイドノングレア液晶
- XPダウングレード権
- メモリ: 4G
- HDD: 160GB
- CD/DVD: スーパーマルチ
- 天板: クリムゾン
バッテリが標準バッテリ
Web直販ではまったのがここ。小売店で販売している一般モデルの標準添付バッテリは、駆動時間が10.9時間(JEITA測定法1.0)となっていました。この値がそのまま実際の駆動時間だとは思わないですが、この値を参考に実用上は問題無いであろうと判断していました。
実は、この駆動時間は「内蔵バッテリパック(L)」でのもので、「内蔵バッテリパック」では駆動時間6.7時間となっています。ようは一般モデルでは「内蔵バッテリパック(L)」が標準添付となっているわけです。
なぜかWeb直販では駆動時間が短い「内蔵バッテリパック」が標準添付とされており、「内蔵バッテリパック(L)」はオプションとなっていました。
キチンと確認しなかった自分が悪いのですが、カスタムモデルは一般モデル+αを選択するイメージだったので、「内蔵バッテリパック」を注文してしまいました。できれば、ここは一般モデルと同じ「内蔵バッテリパック(L)」をデフォルトとして欲しかったところです。
# 結局、デフォルトバッテリ(「内蔵バッテリパック」)ではフル充電でも、3時間弱しかもたなかったので、追加で「内蔵バッテリパック(L)」を注文しました。。。
XPへのダウングレード
仕事で使うソフトがXPでしか動作しないものがあり、またVistaにするメリットが見えなかったので、XPダウングレード権を付けました。
ダウングレードの方法については丁寧なマニュアルも付いており、何の問題も無くXPにすることができました。
XP環境で1ヶ月使っていますが、大きな問題も無く動作しています。
残ったメモリをRamdiskに
メモリ4G搭載LOOX Rを購入した大きな理由の一つがこれ。:-D
XP自体は3.24Gまでしかメモリを認識しないのですが、残りをRamdiskに使うことにより、パフォーマンスを上げようというわけです。
Gavotte Ramdiskを使って756MをRamdiskにして、TEMPフォルダをここに割り当てています。
ニコニコ動画やYoutubeを見るときは早くなったのを体感できます。またZIPファイルをダウンロードしてブラウザでそのまま開く時は、一時ファイルであるZIPファイル自体がメモリ(Ramdisk)にあるので、そこからファイルを取り出すのはかなり早いです。
初期設定さえ行えば、日頃は意識することなく動作しているので、これは中々良いですよ。
インストール等は以下が参考になります。
[RAMディスク]Gavotte Ramdiskを導入してみた。 (KUMA TYPE)
1ヶ月使ってみてCF-T4との比較
CF-T4と比較しての印象をつらつらと。
・バッテリ
LOOX Rでは内蔵バッテリパック(L)を搭載していますが、やはりバッテリの持ちではCF-T4に分があります。
もちろんバッテリは持てば持つほど良いですが、新大阪->東京の新幹線+1hくらい持てば実用上は問題無いので、LOOX Rでもokです。あと80%充電もレッツ同様に可能で、XPダウングレードしても動作します。
・重量
CF-T4より若干重くなりましたが、LOOXも1.29Kg程度なので、すぐに慣れました。
・パームレスト
CF-T4(というかレッツ)ではお馴染みのパームレストの熱さですが、これが一切無くなりました!背面ファンからは熱気が出てきますが、ひざ置きでもそれほど気になりませんでした。特に夏場はこれは有り難いです。
・デザイン
レッツに飽きたのが大きいですが:-P 、天板カラーや筐体の形はLOOX Rを気に入っています。
ただパームレストなどプラスチックの部分は、おもちゃっぽくて安っぽい印象はあります。
・キーボード
ノートにしてはわりとしっかりしていて、打刻感を感じます。(ThinkPadと比べるとアレでしょうが)CF-T4ののペタペタしたノートらしいキーボードも悪くないですが、LOOXの方が入力しているリズムが良いです。
望むならレッツにある「ローマ字すっきりキーボード」や英字配列があると嬉しいですね。
・CD/DVDドライブ
CF-T4はCD/DVDドライブ無しでした。USB接続のドライブは持っているのですが、やはり標準で搭載している方が接続する手間もなく便利です。今では搭載してもそれほど重量が増えるわけでは無いので付けといた方が良いですね。
ちと困っていること
おおむね問題無いですが、少し困っていること。
- USBメモリを認識しなくなる時がある
- emobile(PCカード)を認識しなくなる時がある
- VMware Playerが固まる
主にスタンバイ状態復帰後になることが多いです。またVMware Playerにubuntuを入れてるのですが、これとの相性なのか、USBメモリを認識しなくなったり、emobileカードを認識しなくなったりすることがあります。
日頃はスタンバイ前にはVMware Playerを落とすようにしています。またデバイスを認識しなくなった時は素直に再起動しています。(まあ再起動も早いのでそれほど大きなストレスでは無いですが)
これらはLOOXの問題というより、VMware Playerの問題かもしれません。
Winノートはレッツだけじゃない
以前はレッツの完成度の高さに満足していたので、「仕事でWinノートならレッツ」と決め込んでいたところがありました。実際数年前は、仕事で使うモバイルノートという意味では、持ち運び易すさやバッテリの持ち、添付ソフト・設定の簡素さから、レッツは一歩抜きん出ていた印象でした。
しかし昨今では他メーカーノートでもこれらの熟成が進んでおり、以前ほどレッツの優位性が感じられなくなりました。LOOX Rもそうですし、先日発売されたVAIO typeZも中々良さ気です。
専らレッツ派の方も次のノートを探す際は先入観を捨てて他メーカーノートも見てみてはいかがでしょうか。
# 次買う時はSSDノートですね。;-)
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