2011/4/2に大阪産業創造館でPHPカンファレンス関西を開催しました。
「東京で開催されているPHPカンファレンスを関西で!」という想いから昨年11月に会場の予約をしてから早半年、ようやくイベントを開催することができました。
イベント当日は多くの方に参加頂き、本セッション、懇親会を通じて盛り上がりました。
協賛頂いた各社様、スピーカーのみなさん、参加されたみなさん本当にありがとうございました。
イベントを終えて1週間経ったいま、あらためてイベントを振り返ってみたいと思います。
3つのお願い
イベントのオープニングセッションにて参加されたみなさんに3つのお願いをしました。
1. 義援金
まず、義援金のお願いです。
東日本大震災にて被害に遭われたみなさんへ向けて義援金を募りました。本イベントはチャリティイベントではないのですが、みなさんから非常に多くの支援を頂きました。
義援金は、¥64,819-となり、こちら日本赤十字社へ送付しました。
送付は郵便局窓口で行ったのですが、郵便局員の方にとても感謝されました。私は代表で持っていったに過ぎず、この感謝の言葉はみなさんへ向けたものなので、ここで共有したいと思います。
みなさんご協力頂き、本当にありがとうございました。
2. 情報発信
情報発信を積極的にやって下さい、というお願いです。
セッションを聞きながらTwitterでtweetするというのは、こういったイベントに慣れていない人だとマナー違反と思い、躊躇してしまうかもしれません。しかし本イベントについては気にせずに思ったこと、感じたこと、学んだことをどんどん発信して下さいという話をしました。
そうした情報発信が当日イベントに来たくても来られなかった人への情報共有にもなります。
イベント当日は、みなさんから多くのtweetがあり、イベント会場の雰囲気が共有できたと思います。
Togetter – 「PHPカンファレンス関西のツイートまとめ」
参加された方のレポートも多数投稿されています。
3.楽しむ
せっかくイベントに参加されたのですから、しっかり楽しみましょう!というお願いです。
初のイベントということもあり、朝一は緊張している人も多かったように思いましたが、本セッションが進み、ライトニングトークで盛り上がった後のクロージングの頃にはみんな良い表情をしていました。
↑はクロージング後に希望者だけで撮影した集合写真ですが、みんな良い顔してますね:D
懇親会では一日の疲れ、緊張感から解放されたのもあり、さらに盛り上がりました!関西のPHPユーザ同士で、こういった場が作れたことが何より嬉しかったです。
多くの方から「次回も!」という声を頂きました。さらにアンケートでも90%以上の方が「次回も参加したい」と回答されていました。
もちろん不満に思われた部分もあるかと思いますが、みなさんの笑顔を思い返すと、関西初のイベントとしては一定の成果はあったのではと感じています。
セッションにてPHPに関する内容が少なかったのでは?
本セッションについて「PHPに関する内容が少ないのでは」という意見が多くありましたので、この点について。
このイベントのテーマである 「クラウド」「ソーシャルアプリ」「スマートフォン」 というのは、どれもPHPだけに限った話題ではないので、当初よりPHP色がやや薄くなるというのは想定していました。
しかし、どれもPHPユーザそしてWeb関連の人間にはとっては無視できない内容ですし、関西では語られることが少ないので、こういった機会にぜひ関西のPHPユーザに知ってもらいたいという考えがありました。
こうした意向を受けて各スピーカーの方へセッションをお願いしたので、それぞれのセッションはテーマに沿った素晴らしい発表を行って頂けました。セッション一つ一つについてはどれも満足度の高い内容だったかと思います。
あとは私の構成の問題で、これについては反省すべき点がありました。
参加された方からの意見でも「PHPに関する内容は少なかったけど、面白かった」「テーマに沿った内容で面白かった」といった意図していたとおりの意見もあったのですが、やはりもっとPHPに関する内容を期待していた人にとっては不満が残る部分もあったと思います。(ライトニングトーク以降でPHP成分は補充できた、という人も多かったです:D)
「PHPカンファレンス関西」という名前のイベントなので、PHPに関するセッションを期待されるのは当然のことです。
叱咤激励は次への期待だと受け取り、今後開催する際は熟慮したいと思います。ご意見頂いたみなさんありがとうございました。
イベントで外界を知る
後日、イベントに参加した弊社スタッフから聞いた感想が、まさにこのイベントを開催した意義を表していたので紹介します。
彼はこういったイベントに参加することが初めてだったので、イベント慣れしている人間からすれば当然の風景がとても新鮮に映ったようです。
- MacBookやThinkPadなどのモバイルPCやスマートフォンを使っている人がこんなにいるということ
- 今までWebでしか見たことの無い技術を実際に使っている人がいるということ
- 意識の高い人が多いということ
- そして関西にはこんなに多くのPHPユーザがいるということ。
こうした「外界」に触れる機会を関西で作る、というのがこのイベントを開催した意義です。
この経験をきっかけに今度は自分自身がその世界に飛び込んでくれることを期待しています。そして、そうした人が一人でも二人でも増えていってくれることが、このイベントを開催した人間からの望みです。
みなさん、ありがとうございました!
冒頭でも触れましたが、このイベントは数多くの方からの支援を頂いて開催することができました。
イベントでは話せなかったのでこの場を借りて。
日本PHPユーザ会からは本イベントサイトのサーバ、ドメインを支援して頂きました。また @koyhoge さんと @yudoufu さんからはイベント自体をやるかやらないかという段階で相談に乗って頂き、とても心強かったです。
次にCakePHPのコミュニティ、いつも一緒にイベントをやっている気心が知れたメンバーからのアドバイスはとても安心できました。「いつでも手伝うから、声掛けて。」この一言で何度も救われました。(ちなみにUst配信で利用したTwinPactは、配信職人 @suzuki さんから借りました:D)
そして最後に実行委員会のみんな。頼りない実行委員長だったかもしれないけど、最後まで「PHPカンファレンス関西を成功させよう!」という想いで一緒に頑張ってくれました。はじめましての人も多いなか、暗中模索で進んできたけど、イベントを通して最後には良いチームになれたと思います。また一緒にやりましょう。
他にも多くの方から協力、アドバイスを頂きました。本当に、本当にみなさんありがとうございました。
これが終わりではなく、はじまりです。関西から日本を盛り上げていきましょう!
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