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個人事業から法人化した理由

この記事の所要時間: 33

Shin x blog Advent Calendar 2013 の 19 日目です。

office

2000年に個人事業として1×1を開業しました。それから 5 年後の 2005 年に有限会社として法人化(法人成り)を行いました。(その後、組織変更を経て、現在は株式会社です。)

個人事業から法人化した経緯や理由について書いてみます。

法人化への思い

当時、受託開発をメインに行っていました。仕事を受注して、家でこなすというスタイルが多かったのですが、仕事上で法人格を要求されることはなく、個人事業でも困ることはありませんでした。(今にして思えば、その時点で選別されていたのだと思います。)

開業した頃はとにかく食い扶持を稼ぐのに必死で、法人化など考えもしなかったのですが、ある程度、売上が立つようになると、「次のステップ」というのを考えるようになりました。

なんとなく、次のステップとしての法人化を意識しつつ、ただ必然性もそれほど感じないので、実行には至らないという期間がしばらく続きました。

法人化の理由

おかげ様で、色々なところからお声をかけて頂けるようになり、携わる案件もバリエーションが広がっていきました。携帯電話キャリア公式サイト構築やプロスポーツチームのシステム構築など、当時の自分としてはチャレンジし甲斐のある案件をこなすようになりました。

そうしたシステムを作っていると、いつも頭に浮かぶのがこの言葉です。

「もったいないなあ」

こうした面白いシステムを一人で作るのが、もったいなあ、と。

受注していた案件では、アーキテクチャの決定から全て任せて頂けることがほとんどだったので、要件に一番適していると思える技術を利用することができます。また、構築するのは多くの利用者がいるサイトだったので意気も挙がりますし、多数のリクエストを捌くための負荷対策なども行う必要がありました。

こうした経験はエンジニアとして大きな財産となります。座学も大事ですが、技術は適用して、そのフィードバックを得てこそ、身になります。もちろん、大変なこともありますが、そうした経験を積むことで、多角的な視野が広がり、技術を使う引き出しを増やすことができます。

私自身、こうした場を求めていたこともあり、実に多くのことを経験することができました。

一人でこうした経験をするのではなく、共に経験し、成長して、チームとして仕事がしたいと思うようになりました。

そして、チームを作る手段として、法人化を考えるようになりました。もちろん、個人事業のままで、チームを作ることも可能ですが、今ほどそうしたネットワークも無かった(自分は知らなかった)ので、法人化して、スタッフとして参加してもらって、一緒に成長していきたい、と。

つまり、チームとして一緒に仕事をするメンバーを集うために法人化した、というわけです。

さいごに

もちろん、節税のことや、より大きな案件へ対応できる、また自分たちのプロダクトを作りたいなど他にも理由はあったのですが、一番の理由はこれです。

この観点から言うと、今は、社外の人と一緒にチームとして仕事をするいうことがやりやすくなったように思います。これは、色々なことを経験して私自身の考えが変化したこともあるでしょうし、これまでの活動を通じて、多くの人と出会えたというのも大きいです。

チームとして仕事をしたいという想いは今も変わりません。ただ、それは「雇用」という形では無くても良いのではないか、というのが最近考えているところです。

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