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複数のレイヤで考える

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複数のレイヤで考えるというのは大事ですね。

Webアプリケーションって、H/Wを始め、ネットワークやOS、ApacheやPHP自体などいろいろなレイヤの上に位置するものだし、それらの技術の上に成り立っているものなので、「コーディング」というレイヤの上っ面だけかじって、「Javaできます」とか「PHPできます」ってのはどうかと。コーディングも大事ですが、それより下のレイヤもそれ以上に大事だと思います。それらのレイヤで簡単に解決できるハズの問題を、JavaとかPHPのレイヤで解決しようとしてるのを目にすることが多すぎる気がします

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はげしく同意です。

複数レイヤで考える簡単な例としてはWebアプリケーションのアクセス制限があります。

クライアント側のIPを見てアクセス可否を判断したい場合は、FW・ルータ・サーバ(iptables等)・Apache(Webサーバ)・アプリケーションサーバ・アプリケーションと様々な箇所で対策を行う事ができます。(PHPならアプリケーションを「php.ini等の設定」と「コード」にも分けられますね。)

コードでがりがり書いたものが、実は下位レイヤで設定ファイルを少し触るだけで実現してしまったりします。

あとアクセス制限なら下位のレイヤで制限をかけておけば、当然それより上位のレイヤにアクセスする事ができなくなります。その結果、負荷が軽減されたり、セキュリティが確保されたりします。

もちろん要件や環境によってどのレイヤで解決するべきかは変わってきます。レンタルサーバなどでは通常ネットワーク周りは触れないでしょうし、アプリケーションを不特定多数に配布する事が前提ならできれば全て配布物(アプリケーション)で解決したいでしょう。

ただ知っている事により問題解決の引き出しが増えることは間違いないです。

アプリケーション以外のレイヤも是非触ってみましょう。

# 目の前には1月前から箱に入ったままのRTX1100があったりします。。。
# 早くやれよ>自分:-P

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