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モバイル向けGoogle AdSenseをPHPで使う

この記事の所要時間: 436

Google AdSenseにモバイル版が登場しました。

通常のAdSenseではJavaScriptを使って広告を表示するのですが、携帯ではJavaScriptが使えないので、PHPやPerlなどサーバ側で実行する言語で記述します。AdSenceサイトではPHP/Perl/JSP/ASPのコードが用意されており、モバイル向けAdSense設定を行うとそれぞれのコードが表示されます。

PHP用コードを確認したところ、コードの流れは単純で、AdSense IDや広告フォーマット、HTTPリクエスト(HTTP_USER_AGENT等)などを専用変数に設定して、最後にリモートにあるPHPコードをrequire()しているだけです。

コードを見て気になる点があったのでメモしておきます。

$_SERVERにキーが無いことを想定していない

$_SERVER[‘HTTPS’]や$_SERVER[‘HTTP_REFERER’]など値が存在しない可能性があるものをそのまま参照しています。これらの値が存在しない場合は「Notice: Undefined index」が発生します。

[対応策]

isset()やempty()で連想配列にキーが存在するかどうかを確認します。単純に回避するなら[@]をつけてエラーメッセージの出力を抑制する方法もあります。

require()でリモートスクリプトをインクルード

PHP5.2.3でコードを実行したところ、以下のメッセージが表示されました。

Warning: require() [function.require]: URL file-access is disabled in the server configuration in /home/www/xxxx/ad.php on line 17

これはallow_url_includeディレクティブがoffになっているために発生します。allow_url_includeはPHP5.2.0からは追加されたもので、これがoffになっているとリモートにあるスクリプトをinclude()やrequire()でインクルードすることができません。

allow_url_includeはデフォルトはoffとなっているので、そのままだとこのコードは動作しません。

対応策としては3通りの方法があります。

[対応策1] allow_url_includeをonにする

allow_url_includeをonにすればこのコードは動作します。しかしこのディレクティブはセキュリティリスク(RFI等)を回避するためにoffにされているものなので、できればこの方法は取らない方が良いです。

またallow_url_includeはphp.iniやhttpd.confでのみ設定が可能なので、共用サーバなどでは設定が変更できないかもしれません。

[対応策2] file_get_contents()でリモートスクリプトを読む

file_get_contents()でリモートスクリプトを読み込む方法です。file_get_contents()は単にファイルを読み込んでその内容を返すだけなので、allow_url_includeの影響は受けません。

あとは読み込んだスクリプトをeval()で実行しようと思いました。が、eval()でエラーが発生しました。「<&php」「&>」が引っかかっているようです。対応しても良いのですが、これはこのまま放置。

[対応策3] リモートスクリプトをローカルに置く

require()で読み込んでいるスクリプトをローカルに置いてしまいます。そしてrequire()でローカルのファイルをインクルードするようにします。こうすればallow_url_includeの設定に関わらずスクリプトを実行できます。

ちなみにリモートスクリプトは以下のようになっています。

<?php

/**
 * Copyright (C) 2007 Google Inc.
 *
 * Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License");
 * you may not use this file except in compliance with the License.
 * You may obtain a copy of the License at
 *
 *     @license http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0
 *
 * Unless required by applicable law or agreed to in writing, software
 * distributed under the License is distributed on an "AS IS" BASIS,
 * WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied.
 * See the License for the specific language governing permissions and
 * limitations under the License.
 */

$google_dt = time();

function google_append_url(&$url, $param, $value) {
  $url .= "&" . $param . "=" . urlencode($value);
}

function google_append_globals(&$url, $param) {
  google_append_url($url, $param, $GLOBALS&#91;"google"&#93;&#91;$param&#93;);
}

function google_append_color(&$url, $param) {
  global $google_dt;

  $color_array = split(",", $GLOBALS&#91;"google"&#93;&#91;$param&#93;);
  google_append_url($url, $param,
                    $color_array&#91;$google_dt % sizeof($color_array)&#93;);
}

function google_get_ad_url() {
  $google_ad_url = "http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/ads?";
  $google_scheme = ($GLOBALS&#91;"google"&#93;&#91;"https"&#93; == "on")
      ? "https://" : "http://";
  foreach ($GLOBALS&#91;"google"&#93; as $param => $value) {
    if ($param == "client") {
      google_append_url($google_ad_url, $param,
                        "ca-mb-" . $GLOBALS["google"][$param]);
    } else if (strpos($param, "color_") === 0) {
      google_append_color($google_ad_url, $param);
    } else if ((strpos($param, "host") === 0)
               || (strpos($param, "url") === 0)) {
      google_append_url($google_ad_url, $param,
                        $google_scheme . $GLOBALS["google"][$param]);
    } else {
      google_append_globals($google_ad_url, $param);
    }
  }
  google_append_url($google_ad_url, "dt", 
          round(1000 * array_sum(explode(" ", microtime()))));

  return $google_ad_url;
}

$google_ad_handle = fopen(google_get_ad_url(), "r");
if ($google_ad_handle) {
  while (!feof($google_ad_handle)) {
    echo fread($google_ad_handle, 8192);
  }
  fclose($google_ad_handle);
}

?>

[おまけ] require()よりinclude()

require()は読込に失敗した場合、Fatal errorが発生してスクリプトの実行が止まってしまいます。一方include()は読込ができなくてもWarningが出るのみです。広告は最悪表示されなくとも問題無いので、include()(もしくは@include())を使った方がより良いでしょう。

allow_url_fopenをonにしておく

最後に大事なこと。どのような対策を取るにせよallow_url_fopenはonである必要があります。これはリモートスクリプト自体がfopen()でリモートファイルを読みに行っているためです。またallow_url_includeをonにしたところでallow_url_fopenがoffだとリモートファイルのインクルードは動作しません。

allow_url_fopenはデフォルトではonになっているので問題無いかと思いますが、上手く動作しない場合はご確認を。

まとめ

モバイル向けGoogle AdSenseのPHPでの使用法について見てきました。各言語用にコードが用意されているのは素晴らしいことなのですが、つまづきそうな点が幾つかあるので注意が必要です。

あとデザインですが、シングル広告でもかなり画面幅を取ります。もう少し控えめなパターンがあると嬉しいです。

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fajerwerki 09-12-13 (日) 21:05

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